『鴻風楽舎』〜「尺八広場がいや」から

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zoom RSS 黒髪/思い・想いの尺八曲

<<   作成日時 : 2016/05/08 18:23   >>

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 「黒髪の むすぼれたる思いをば とけて寝た夜の枕こそ ひとり寝た夜のあだまくら・・(中略)・・ぐちな女子の心と知らで しんとふけゆく鐘の声 ゆうべの夢のけささめて ゆかしなつかしやるせなや つもると知らでつもる白雪」と歌われます。

 作曲者は初代杵屋佐吉で、初演は1784年です。地歌箏曲では湖出市十郎の作品とされています。
 作曲者名からもわかるように、長唄から取り入れられた曲といわれます。黒髪は長唄ではメリヤス物に入り、叙情的である一方、劇中の動きに合わせて伸び縮みが可能という意味があるそうです。
 つまり、曲の長さから言えば、短い曲です。
 私も長唄を長く習っていましたので、お稽古していただいたことがありました。

 尺八では千鳥の曲・六段の調と同じく、手ほどきの曲として取り上げられます。
 しかし初心者用といえども、歌詞をご覧いただければおわかりのように、侮ることはできません。上方舞の地で演奏されることもあるほどです。

 要は楽譜通りに骨組みだけを吹けばサッサと終わる曲ですが、演奏者の心がけでどうにでもできる曲なのです。
 歌詞を味わいながら、曲調を活かすようにするには、骨の折れる奥の深い曲です。

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