『鴻風楽舎』〜「尺八広場がいや」から

アクセスカウンタ

zoom RSS 楫枕(かじまくら)/思い・想いの尺八曲

<<   作成日時 : 2016/05/08 18:12   >>

トラックバック 0 / コメント 0

楫枕(かじまくら)とは「船に宿泊する」という意味だそうです。
 以前に「長唄には遊郭を歌った曲が多いのでしょう」と問われたことがありましたが、そのような曲もありますが、けっしてそうではありません。
 
地歌も同様ですが、この曲は遊郭ものの一つです。遊女の身を船にたとえて、はかなくて、つらい心情を歌っています。
 しかし歌は「目指す行方は遠くても、頼むべき人と、松の根のように堅い契りを千代万代まで結びたい」と終わります。
 作曲は菊岡検校。箏手付けは名コンビといわれた八重崎検校で、1800年代前半の作曲です。
 全体がしっとりとした味わいのある曲調で、尺八でも人気のある曲です。
 
 前歌の「心づくしの楫枕」という歌詞の後に、「ヒ」から始まる旋律があります。
 ここが私には面白く感じるところで、「演奏者がその場にふさわしいチカラと高さと息の入れ方をどうされるのか?が楽しみなところ」といつも思います。
 前歌に続く手事は二段からなり、それぞれ64拍子ですので、「段合わせ」といって同時に演奏することができます。昨日の東京の演奏会でも、そのような演奏がなされていました。
 
 「茶の湯音頭、ままの川、と練習を重ねて、楫枕となれば、古曲の勉強もいよいよ本格的」というような位置づけの曲だと感じています。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
楫枕(かじまくら)/思い・想いの尺八曲 『鴻風楽舎』〜「尺八広場がいや」から/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる