『鴻風楽舎』〜「尺八広場がいや」から

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zoom RSS 新浮船 /思い・想いの尺八曲

<<   作成日時 : 2016/05/09 15:52   >>

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 新浮船は作曲が松浦検校、箏手付けは八重崎検校。1800年頃の作曲です。
 
 内容は、源氏物語の宇治十帖にある浮船物語を歌詞にまとめたものです。
 二人の男性から思いをよせられ、板ばさみになった浮船は宇治川に身を投げますが、助けられて比叡の麓小野の里に尼となって隠れ住んだという、美しい女性の悲恋物語です。
 曲の構成は前歌ー手事ー後歌という形式で、手事は長く、箏と三絃の掛け合いも多く、器楽性に富んでいます。

 地歌には源氏物語から取った曲がありますが、この曲もその一つです。出来得れば、上品に演奏したいところです。
 しかし、歌詞に「身も宇治川の藻くずとは なりもはてなで世の中の 夢の渡しの浮き橋を たどりながらもちぎりはあれど」と歌われるように、切実感と切迫感、しかも悲痛さが飛び込んでくるようで、抑えた吹き方が求められるでしょうか。
 ただ、尺八を鳴らせば良いという考えは、毛頭持つべきではないのでしょう。歌詞を理解して・・・・ということでしょうか。

 それにしても、歌詞前半に「色香もあやに咲く花の あだし匂いにほだされて つつましき名も立花や」とあるのですから、曲の持って行き方は難しいですね。

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