『鴻風楽舎』〜「尺八広場がいや」から

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zoom RSS 新娘道成寺/思い・想いの尺八曲

<<   作成日時 : 2016/05/09 06:01   >>

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 安珍の出生地という白河市根田の「安珍堂」は国道4号線沿いにあります。その安珍とは道成寺物語の『安珍清姫』のことです。
 
 ですから「新娘道成寺」という題名から、『安珍清姫』による道成寺物語を連想してしまいます。
 しかしそうではありません。私も舞台で唄ったことがありますが、物語性は長唄の「京鹿の子娘道成寺」に譲るほかありません。
 地歌の「新娘道成寺」には歌詞の三分の一程度が長唄から移され、他に謡曲「三井寺」の一部が取り入れられています。
 
 歌詞の前半は仏典の教えを述べて、悟りの境地をうたい、そのあと一転して男女の浮かれ歌となり、各地の遊里の所在地が述べられて、その世界の様子が描かれています。
 人間の煩悩菩提、迷いと悟りの交錯した両面を歌った曲になっています。
 
 作曲は石川勾当で、1840年前後の作曲です。後歌は終曲に向けて華やかに盛り上がるような感じがして、しかも周りが静まった中で円滑に着地するように終わります。
 
 余韻が残るように演奏ができたら、うれしいと思います。
 手事は通常、本調子ですが、三下がりの替手でも奏されます。

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