『鴻風楽舎』〜「尺八広場がいや」から

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zoom RSS 第8回地歌箏曲を楽しむ会を終えて

<<   作成日時 : 2015/08/06 14:03   >>

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 8月2日(日)、私たち「尺八広場がいや」は第8回地歌箏曲を楽しむ会を郡山市公会堂で午後2時から開催しました。
 郡山市の最高気温は35.1度でした。外の日差しは強く、熱気に包まれるよう。しかも隣の中央公民館ホールでは午前中からたくさんの入場者が出入りしている催し物があって、駐車場は満杯。
 かなり苦労して車を止めた方が多いと聞きました。

 そんな状態にもかかわらず、私たちの演奏会には90数名の方が入場されました。
 途中でお帰りになった方もいましたが、最後まで多数の方にお聴きいただきました。
 八千代獅子を幕開きにして、吾妻獅子まで、全9曲。
 
 前年、尺八広場がいや11周年記念ステージと題して、二つの記念演奏会を催したので、今回は「初心忘るるべからず」を念頭に置いて「初伝の曲を楽しむ」をテーマにしました。
 幕を開けて150分間、幕間に行われる調弦の様子もご覧いただきながら、ご一緒に楽しむことができました。

◇イスが聴いてる。壁が聴いてる
 このような会を私が企画するのは11回目になります。
 2000年8月、「竹を吹くということ」と名付けた個展のような会を初企画。以後、2008年から始めた毎年の「楽しむ会」を含めての回数です。

最初に始めたときは悩みながらの末でした。気持ちとしては私の発表会を意図していました。
 先ず、「お客様に来ていただけるだろうか」という心配が先に立ちました。「2〜3人、イヤ、誰もいなければ、お箏の先生に失礼になってしまう」という心配でした。
 でも当日は、準備した撒きものが足らなくなってしまうほどのお客様に恵まれました。勇気づけられました。

 その後、2004年には田村三十三観音巡礼記念の演奏会を三春町まほらホールで開きました。
 歩き巡礼の動機は食道ガン(2回目のガン)でしたから、心に感ずることがあったのでしょう。 
 会場の三春町には知り合いはほとんどいません。
 『お客様はいないかも知れない。でも、「イスが聴いてる。壁が聴いてる」で善いじゃないか』と思い直したのです。
 この時も、たくさんのお客様に恵まれ、ガンを体験したお客様から励ましをいただいたりしました。
 こうなれば発表会ではなく、お客様に支えられていることに気づかされました。

◇楽しむ会から学んだこと
 そして、地歌箏曲を楽しむ会です。
 「地歌箏曲を身近な音楽として接してほしい。私にできることは、その場を提供すること。西欧では街や村の教会で音楽会が開かれて、人々が集うという。そんなイメージでできないだろうか」と考えて、郡山細沼教会をお借りして第1回目をスタートさせました。
 確か、20数名のお客様でした。以降、毎年開催しています。
 すると、地歌箏曲がお好きな方が郡山にもけっこうおられることが見えてきました。新しくお好きになられた方もおられるようです。これはとてもうれしいことです。
 
 私は尺八を通じて地歌箏曲を知りました。その素晴らしい音楽を、日頃接する機会のない方々に知っていただけるように活動することが、私たちにできることであり、『果たすべき役割』のように思えています。

 おかげさまで第8回楽しむ会は盛会裡に終えることができました。
 演奏や司会をしながら、「私たちはお客様に育てられているのだ」ということを強く感じました。それに対するお返しが、前述の、『果たすべき役割』であると感じています。
 いま思えば、2000年の初企画で意図した『私の発表会』は、なんという思い上がりでしょうか。赤恥ものであったことを痛感しています。

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