『鴻風楽舎』〜「尺八広場がいや」から

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zoom RSS 新高砂/思い・想いの尺八曲

<<   作成日時 : 2015/06/04 06:00   >>

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新高砂の作曲は寺島花野です。尾州の住人とあります。
 曲が発表された頃は事情があって、名前が公表されず、不明であったと譜本に記されています。
                                  
 明治3年頃の作曲ですので明治新曲に分類されています。
 明治時代になって、これまでの遊里趣味から脱して新しい様式の箏曲を創作しようという機運が生まれました。
 そのために箏の器楽性を生かしたた高音低音二部合奏曲がさかんに作られました。
 この曲はその一つです。
 「高砂や このうら船に帆をあげて 月もろともにいで汐の 波の淡路の島影や・・・・・・」と、謡曲高砂の一部をそのまま歌っています。

 曲の構成は、前歌(まえうた)−手事(てごと)ー後歌(あとうた)という典型的な手事物のスタイルです。
 そして、器楽的な演奏部分である手事で、高音と低音の箏がそれぞれに活躍します。

 全体は約8分ほどの短い曲です。そのために、出だしの歌詞が一般に知られていることもあって、初心者向けに練習される機会が多い曲です。

 しかし手事や後歌に表間(おもてま)や裏間(うらま)ではない、中間位置の音が数カ所あって、それで戸惑うこともあります。
 尺八のお稽古を初めてまだ浅い場合に、生徒さんと一緒に膝を叩きながら、唱歌(しょうが/音符を読むこと)をします。
 この部分に来ると、生徒さんの手は停まってしまうのです。

 このような音符は他の曲にもありますので、ここで慣れてしまえば後は楽です。
 敬遠気味にして、ただやり過ごさないようにしたいものです。

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