『鴻風楽舎』〜「尺八広場がいや」から

アクセスカウンタ

zoom RSS 園の秋/思い・想いの尺八曲

<<   作成日時 : 2015/03/26 06:00   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 「たゆふすは」と歌い始まる「園の秋」は、「京都・島原の遊郭風景を秋の七草にからませてうたった唄」と解説されています。
 一方、「初秋の景色を、廓の風景になぞらえて作曲された」という解説もあります。
 受け取り方によって、若干、ニュアンスが異なる気がしますが、曲の面白味を賞賛していることには変わりありません。
 曲の構成は、前歌−手事−後歌という並びです。
 曲中、秋の七草として、刈萱、桔梗、尾花、女郎花、鳥兜、萩、朝顔が美しい遊女に見立てられて詠われています。

 三絃+箏や三絃+三絃、それに尺八が入るという、合奏スタイルにも変化があります。
 三絃は三下がり(さんさがり)といわれる調弦法をとるので、派手さはないかわりに、落ち着いた柔らかみがあります。
 さほど長くなく、よく演奏される曲です。

 2000年8月、私がはじめて自分の名前を冠して催した会において、私の先生にこの曲を演奏していただきました。
 尺八は拙い身で、しかも地元出身でもない私の会に、はたしてお客様は来ていただけるのかと心配でしたが、たくさんのお客様に恵まれました。
 用意した撤き物(まきもの)やプログラムが足りなくなってしまうほどでした。

 「三絃本手と地」という三味線お二人とこの曲を合奏するときは、なぜか尺八を吹いていて裸にされるような、自分にとって頼りない心地を覚えるときがあります。
 お箏が入るよりも、尺八の音色が露わにされるように感じるからです。
 それだけ三絃や唄との調和を求められる曲であると言えるかもしれません。

 今年5月にこの曲を演奏する機会があります。気を入れて練習をしたいものです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
園の秋/思い・想いの尺八曲 『鴻風楽舎』〜「尺八広場がいや」から/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる