『鴻風楽舎』〜「尺八広場がいや」から

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zoom RSS 越天楽/思い・想いの尺八曲

<<   作成日時 : 2015/02/05 06:00   >>

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 『「越天楽今様」は、雅楽「越天楽」のふしに、歌詞を付けて歌われたものです。
 「今様」とは、古い歌に対して「今ふうな新しい歌」といった意味に使われました。平安時代に流行し、当時は「今様合わせ」と呼ばれるコンクールのようなことも行われていたようです。』

 春のやよいの /あけぼのに/よもの山辺を/見わたせば/花ざかりかも/白雲の/かからぬみねこそ/なかりけれ

 上記は、小学校教科書に記されていた解説です。

 「越天楽」と聞けば、ピンとくる方が多いことでしょう。わからない方も、ある程度の年齢の方であれば、メロディーを聴けばすぐにおわかりになると思います。
 そうです。結婚式場で流れていた、あの雅楽ですね。

 さて、その越天楽をもとにして、四世荒木古童が尺八二重奏として新たに作編曲したのが、今回ご紹介する「越天楽」です。

 原曲のメロディーを取り入れながら、二重奏ですから、お互いに対比するようにして曲はすすみます。
 ゆっくり吹いても10分ほどもかからない曲です。
 この「ゆっくり」が難しくて、間を保ちつつ演奏することが、初心者などにはたいへんらしいです。
 だから、ゆっくりにこだわらない方が、比較的うまく二重奏になります。
 
 私たち尺八広場がいやは、何度も演奏しました。
 五世荒木古童師から直接に紹介された曲です。

 第3回地歌箏曲を楽しむ会(2010年)では、郡山市冨や蔵で、五世荒木古童師とご一緒に演奏しました。
 地元の演奏会や公民館の芸能発表会でも演奏しています。
 私個人は第40回琴古流尺八演奏会(2009年)でも古童会として演奏に参加しました。
 
 同じ旋律の独奏部が、最初と中ほどの2カ所にあります。
 独奏部はできるだけ、会員の方にやっていただいています。

 ソロですることは、たとえ1行であってもたいへんです。
 ましてや曲の導入部であったり、展開部であればなおさらです。
 大げさに言えば、お客様は固唾をのんで、尺八の発音に耳を傾けているからです。
 でも、それがうまくいったときは、たいへんな心労と努力が報われることでしょう。
 きっと大きな自信につながるのではないかと思います。

 不安を抱きながらも、良い演奏を願って、尺八を練習します。
 仮に音がかすれたり、続かなかったりしても、それはまた良い経験になります。それが次に生きるのです。
 うまくいけば、なお喜びは大きいことでしょう。本人はもとより、私たちもともに喜ぶことができるのですから。
 そうした意味もあって、独奏部を会員の方にお願いしたりしています。

 この越天楽を、昨年は数回、演奏しました。
 演奏の都度にいただく批評と反省を参考にして、郡山市邦楽の祭典での、昨年最後の演奏ではよい結果をおさめました。
 会員の皆さん、それにソロを担当された方のひたむきな練習の成果を、大ホールでご披露できたのでした。

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