『鴻風楽舎』〜「尺八広場がいや」から

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zoom RSS 六段の調/思い・想いの尺八曲

<<   作成日時 : 2015/02/02 06:00   >>

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 六段の調は邦楽の代表的な曲として、学校でも紹介される曲です。
 私たちも良く演奏します。演奏会はもちろん、学校や公民館の講座などで、お箏の曲や歴史を説明するときに演奏しています。全曲ではなくて、途中を省略する場合もありますが。

 一般に、「六段の調に始まって、六段の調に終わる」ともいわれ、私が駆け出しの頃に、あるお箏の先生から「小学生、中学生、高校生、大学生のそれぞれの六段があります」と言われたことがあります。
 新年お稽古始めの1月2日には、六段の調を弾くという、高名な先生もおられました。
 それだけ、演奏するにあたっては、真摯な気持ちで臨むに値する曲だということでしょうか。

 昨年春、ロシア・サンクトペテルブルクに行ったときのことです。
 お世話になった女子学生に「どうして日本語を勉強しているのですか?」とお聞きすると、「日本音楽が好きだから」との答え。「その中で何が好きなのか」と質問すると、「六段の調です」との言葉にびっくりしました。
 聞けば、学校でお箏もならっているとのことでした。
 その夜のパーティーでは、六段の調の初段を吹かせてもらいました。

 六段の調を日本人でさえ知らない方が多いのに、ロシアの方が好きだということに驚くとともに、日本文化をあまり知らない私たちを反省したことでした。

 さて、昨年は私たち「尺八広場がいや」が主催した2回の演奏会で、六段の調を演奏しました。
 1回目はお箏と、2回目はピアノとの合奏でした。
 1回目のお箏のときは、東日本大震災直後の瓦礫の中から拾われて、修復された箏が使われました。
 『復活の箏 復興の響き』とマスコミで紹介されました。
 2回目のピアノとでは、ピアノ楽譜を見つけること、見つけたピアノ譜が尺八では1尺6寸管対応だったので、1尺8寸管用に移調することの二つに時間がかかりました。
 ピアノの先生も、そのピアノ譜を合奏に向くように修正したりして手を加えられて、私たち尺八との合奏を実現してくださいました。

 つぎに、上記の演奏会プログラムでの曲説明を参考までにご紹介します。           
 

 本来は箏の独奏曲でしたが、尺八や三絃との合奏曲にもなっています。52拍子からなる段を6つ集めた構成になっていて、日本音楽には数少ない器楽曲の一つです。
 いわき市出身の八橋検校が17世紀に作曲したとされてきましたが、近年、グレゴリオ聖歌に原曲があるという研究がなされたため、「伝 八橋検校」とも記されます。
 八橋検校が平(ひら)調子という基本の調子を作り、箏曲として作譜したので現代も親しまれています。
 曲の冒頭は『われは信ず。万能の神』、終曲は『アーメン』と歌われる部分とのことです。
 ピアノの楽譜は当初、尺八6寸管対応でしたが、移調して8寸管で演奏をいたします。

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