『鴻風楽舎』〜「尺八広場がいや」から

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zoom RSS 秋の調(あきのしらべ)/思い・想いの尺八曲

<<   作成日時 : 2015/01/08 06:00   >>

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 秋の調(あきのしらべ)は大好きな曲です。歌と箏、尺八の演奏です。
 宮城道雄が1919年(大正8年)に作曲した、歌曲です。
 「前奏−うた−間奏−うた」の構成ですが、前奏や間奏が長くて、お箏や尺八が活躍するところもたっぷりとあります。

 歌は「秋の日のためいきに/落葉とならば/河にうかびて/君が住む宿近く/流れて行こうよ」と歌い出されます。
 後半では、こおろぎになってあなたの窓辺で夜通し鳴いてみたい、と続きます。

 青春時代を思い起こさせて、歌詞は多くの人に共感を呼ぶことでしょう。
 歌と箏、尺八が輪唱のように同じ旋律を追いかけるカノン風な部分は、とても緊張感があります。
 演奏していて、奏者3人が一緒になって曲を作っているという一体感が、体ごと感じられるように思えます。


 秋の夜の虫の音がうつされている間奏は、とても長く感じられて、疲れます。
 箏と尺八が交互に演奏する掛け合いがあって、ものすごく神経を使うような気がします。

 前奏のお箏の独奏が終わって、はじめて尺八の音を出すときは、前奏が長いだけに、ものすごく緊張します。
 「ちゃんと音が出るだろうか?」「音の高さはきちんと出せるだろうか」と余計なことを考えて、不安を抱きながら吹き出すのです。
 これは、私の経験ですので、自信を持って演奏を始める方は多いことでしょう。

 わたしは今まで4回演奏しました。
 最後までものすごく緊張して疲れる曲だという印象ですが、それだけに魅力のある曲です。
 ですが郡山市で演奏した1、2回目は表現力はもちろん、演奏力も稚拙で、よく恥ずかしくもなくやったものだと、冷や汗が出ます。
 歌と箏の方には、今でも謝りたいぐらいです。

 わたしにとって機会があれば、また演奏してみたい曲の第1番です。
 
 しかし、歌の役割が大きいので、お箏の方の弾き歌いは容易ではなく、またソプラノとご一緒するのも難しくて、最後に福島市で演奏してから10数年が経ってしまいました。

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