『鴻風楽舎』〜「尺八広場がいや」から

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zoom RSS 「リハーサルは良くない。本番はOK」から学んだこと

<<   作成日時 : 2015/01/29 20:00   >>

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 「ある日」の演奏会のことです。
 尺八二重奏を取り上げていました。
 
 「少し前」にも、その曲を舞台で演奏しているし、「その翌日」にも演奏しました。
 ですから、慣れているはずの曲です。

 でも、「少し前」の演奏のときには、“とても良くなかった”という感想を聞かされました。
 音が切れ切れで、つながっていないというのです。しかも、音は揃わないし、二重奏になっていない、とのことでした。
 「その翌日」の演奏では、修正をするべく努めました。その結果、“昨日よりは良くなった”と言われました。
それで、若干、安心をしました。

 そして、「ある日」の演奏会を迎えました。
 その前日に舞台リハーサルがありました。すると、また元に戻ってしまって、“とても良くない”と言われたのです。

 リハーサル翌日の「ある日」の演奏会では、出番までに時間がありました。
 音がつながらないという指摘には、一人一人がロングトーンの練習をしてもらうことで対応しました。
 問題は“二重奏になっていない”への対応です。

 通常は一部と二部と、左右に分かれて、お互いに聴き合いながら、演奏します。
 ところが、何度練習してみても、ずれてしまって、一部と二部が合わなくなってしまうのです。

 そこで、コーラスの練習を思い出しました。
 私が入っているコーラスの練習のとき、各声部毎に分かれて歌うよりも、異なる声部の人と隣り合わせになるように入り交じって歌うと、はっきりと膨らみのある合唱になったことを思い出しました。
 
 そこで、尺八一部と二部を入り乱れるように、バラバラに配してみました。
 するとどうでしょう。
 とても良い感じになったのです。

 もちろん本番も、バラバラにして演奏してみました。
 結果は「OK]でした。よい演奏でした。
 
 このことから、一人一人はチャンとできる力を持っているのに、パート別に分かれてしまうと、互いに頼ってしまうことに気がつきました。
 互いに寄りかかって、音程も間(ま)も崩してしまっていたのです。

 俺が俺がと他に耳を貸さないことでの失敗もありますが、今回は、謙譲精神が先走ったことに原因があったようです。
 『自分を信じて、しかし、互いに気配りも必要です』ということを学んだ演奏でした。

 もう一度申し上げますが、「ある日」の演奏は良い演奏でした。

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