『鴻風楽舎』〜「尺八広場がいや」から

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zoom RSS  摘草(つみくさ)/思い・想いの尺八曲

<<   作成日時 : 2014/12/31 06:00   >>

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摘草(つみくさ)は明治新曲です。

 明治時代になって、江戸時代からの箏曲に新しい方向を打ち出そうとした試みが行われました。
 とくに大阪において数多く作曲された手事物(てごともの)様式(*器楽的な部分が多いことを指しています)の曲を明治新曲と称しています。
 
 これらの曲が、やがて宮城道雄らの新日本音楽に連なっていきます。

 摘草は大阪の菊原検校作曲です。
 前歌’まえうた)と後歌(あとうた)の間に手事(歌のない器楽的な部分)が挟まれています。
 
 明治新曲には、高低二重奏や調絃法(音階つくり)の新しい試みがなされました。
 そのために、この摘草は手事が調子良く、しかも尺八ではメリ音(首ふりや孔の開閉程度で半音をつくります)が少ないのです。

 東日本大震災のあった2011年の第4回地歌箏曲を楽しむ会で取り上げました。
 リズミカルで、メリ音が少ないからです。

 被災した翌月から「尺八広場がいや」の練習を始めましたので、会員達は災害の後始末があるにもかかわらず、一生懸命に練習しました。
 練習曲として取り上げた曲としては「六段の調」「千鳥の曲」の次ぐらいだったので、会員達は曲の流れに戸惑いながらも、よく挑戦されました。
 
 結局は予定した演奏会場は使えなくなり、その年の市民文化祭も中止になってしまいました。
 
 そのために、市内にある温泉場の、休憩所になっている大広間の舞台で、演奏しました。
 その時の一曲がこの「摘草」です。

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