『鴻風楽舎』〜「尺八広場がいや」から

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zoom RSS  八千代獅子/思い・想いの尺八曲

<<   作成日時 : 2014/12/29 06:00   >>

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 八千代獅子(やちよじし)は藤永検校(けんぎょう) 調・園原勾当(こうとう)作曲です。
1743年頃に作曲されました。

 (江戸時代に箏曲、地歌、鍼灸、あんま等を専門とする盲人の官職制度が統一され、最高官の検校(けんぎょう)、別当、勾当(こうとう)、座頭の4階級が設けられました。
 作曲者名についている、検校・勾当などはこの階級をさしています。近世邦楽の箏曲・地歌は盲人によって作曲・演奏・伝承されてきました。
 映画「座頭市」では「市さん」と主人公を呼んでいましたね。座頭は官職だからです。)    
 
 この曲は短いので、尺八をはじめてから比較的早い時期に練習します。
 しかし初めはゆっくりでも、途中から速くなるように演奏して、手事(歌のない器楽的なところ)も速く、後ろの歌はゆっくりとなり、緩急とメリハリをつけます。
 その呼吸がつかめれば面白いのですが、速いところについていくのは、最初の頃はすこし大変です。

 大間拍子と小間拍子(2/2または4/4拍子)、それぞれの楽譜があって、大間拍子の楽譜では理解しにくい人がいて、練習の途中で小間拍子のそれに取り替えたことがありました。
 
 わたしは「第1回地歌箏曲を楽しむ会」の皮切りの曲として取り上げました。
 また、踊りの地方(じかた)として演奏したことがあります。緩急があるから、踊りにも楽しいのではないでしょうか。
 演奏会やおさらい会などで良く取り上げられる曲です。
 

 さて、もともと「朝顔獅子」という「一節切」(ひとよぎり:短い竹笛)という尺八の曲だったのを政島検校が胡弓にうつし、藤永検校が三絃にうつして広まったとされています。
 さらに歌詞は園原勾当によって作られた「八千代獅子」にかえられました。
 
 全体に 「八千代」を祝う獅子舞の曲をあらわしています。
 
 
 歌詞をご紹介します。

 【前歌】 いつまでもかわらぬ御代にあいたけの、世々は幾千代八千代ふる

 【後歌】 雪ぞかかれる松のふた葉に、雪ぞかかれる松のふた葉に








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